自律した看護師による心のあるケアの実践

自律した看護師による
心のあるケアの実践

看護師は、看護師でなければできない仕事をする専門職です。ですから、責任の重い仕事であることを、しっかり自覚していなければいけません。質の良い医療とケアを提供するために、常に振り返って見直すことや改善への取り組みを行ってくことが大切です。私たちはプロですから、広く知識を持つことも必要ですが、やりがいや患者さんへの還元を考えると、ひとつでも深い知識を持っていたり卓越した技術を習得していたりと、何か自信を持てることがあると仕事への取り組み方が変わってきます。

また、ひとりで仕事をこなせる自立から、自分自身で考え行動に移せる自律へと変容していくことが、看護が専門職として認められることの理由のひとつになると思います。そして、基本精神は、ただ今日の仕事をそつなくこなすのではなく、「思いやりを持って心のあるケアを実践する人」としての姿勢です。スズキ病院で働いている看護師は、ほとんどが他の職場で働いたことのある経験者です。ですから、何か期待を持って来ている人が多いです。「活かしきれなかった経験を活かしたい」「直接ケアにあたる時間や患者さんとの時間を大切にしたい」「職場環境の良いこと」など様々です。人が集まる病院でありたいと思いますし、創っていく努力をし続けたいと思います。