MRI・CT検査で様々な疾患の早期診断を
近年増加傾向にある肺がんから肝細胞がん、くも膜下出血や脳梗塞など急性期、様々な疾患の早期診断・早期発見に貢献しています。
スズキ病院のレントゲン検査
【CT】
当院ではシーメンス社製16列MDCT(マルチスライスCT)を導入しております。
この装置は高速で回転することで、非常に細かいデータを短時間で収集・解析を可能にしたCT装置です。
従来の横断像の他に、冠状断・矢状断など任意の断面での再構成や、造影剤の使用により血管の3次元画像の再構成も可能となり、脳動脈瘤の精査や下肢血管の評価にも威力を発揮します。
X線の被爆も従来のCT装置に比べ格段に低減されます。
<MDCTの利点>
-
1撮影速度の向上
動きのある部位でも鮮明な画像の描出が可能になりました。
-
2撮影時間の大幅な短縮
平均約15秒という短時間での撮影が可能になりました。
従来のように30秒以上の息止めが必要なくなり負担が軽減されました。
X線の被曝も低減されます。 -
3画像の高精細化
これまで以上に肺がんや動脈瘤などの早期発見に貢献します。
-
43次元画像による診断
詳細画像により、平面画像では見えにくかった患部の発見に貢献します。
【MRI】
当院ではシーメンス社製1.5テスラMRIを導入しております。
1.5テスラという非常に強い磁場を発生する超電導磁石により、高速かつ高精細な画像診断が可能となりました。
CTでは描出困難な頭部の小さな病変(急性期脳梗塞、腫瘍など)、椎間板ヘルニアや靭帯損傷など整形領域、さらに腹部領域など全身の検査診断が可能です。
また、造影剤を使用せずに血液の流れを描出することができます(MRA)。
<MRIの利点>
-
1被曝の心配なし
放射線を使用しないので被曝の心配がありません。
-
2検査時間の短縮
従来の3分の2程度の検査時間(平均約20分)で高精細な画像を得ることができます。
-
3検査中の音の軽減
一般的に「MRI=騒音」というイメージがありますが、当院のMRIはこれを従来よりも抑えることで、より快適に検査をお受けいただくことができます。
-
4動きに強い
MRIは動きに非常に弱く、今までは検査中動かずにいれる方のみを対象としてきましたが、この影響を内部的に補正し診断可能な画像として提供することができます。
※静音撮影、体動補正ともに一部検査で適応外となります。