2017.12.03
看護部 看護師 │ 山形 順子
今年の夏、中学時代の同窓会がありました。20~30年もの間、会っていなかった同級生と中学時代の話で盛り上がってとても楽しい時間でした。その後しばらく心がタイムスリップしてしまったような不思議な感覚になり、懐かしい思い出を探すべく、実家で昔の写真や手紙のつまった引き出しを開いてみました。その中から、新人ナースの頃に患者さんから頂いた手紙を見つけました。
当時(25年前)、私は大学病院の放射線科病棟(癌治療病棟)で働いていました。その手紙は喉頭癌の治療を終えて退院された50代位の男性からで、私の受け持ち患者さんでした。「ピカピカの一年生の貴女へ」から始まり、入院中の思い出や心境、退院時に看護師達から贈られた寄せ書きや私が書いた手紙をお守りにしていることなどがユーモアたっぷりに書かれていました。そして、私への激励の言葉も…!
「ピカピカの1年生から本チャンの2年目を迎える、貴女にとって1年生で学んだもの総て生かせるか!無にするのか!貴女自身にとって大きな課題となります。さあ~~どースル 娘 順子ヨ‼ 1に勉強‼ 2に勉強 3・4がなくて5に勉強‼ 6に勉強‼ ~~一生勉強。貴女はピカピカの一年生ではなくベテラン中のベテラン。自信をもって行け‼2年目へ…。」
受け持ち看護師が新人ということで頼りなさも感じていたと思いますが、それを父親のような温かい目で見守って下さっていたことを感じて胸が熱くなりました。と同時に、この時の激励の言葉(勉強‼)が十分に生かされなかったことが悔やまれます。
放射線治療は化学療法の併用などもあって、長い入院期間を要します。そのため患者さんとの関わりが深く、今もなお心に残っています。特に新人の頃は、時間さえあればベッドサイドに張り付いて患者さんといろんな話(時には人生相談も)をしたものです。
あれから長い年月が経ちましたが、あの頃患者さんたちから頂いた宝物を思い出し、立ち止まって考える良い機会になりました。「今からでも遅くないよ」と言って下さっているような気がして、また励まされています。一生勉強‼ という気持ちで前に進んでいきたいと思います。
看護部 看護師 │ 山形 順子
今年の夏、中学時代の同窓会がありました。20~30年もの間、会っていなかった同級生と中学時代の話で盛り上がってとても楽しい時間でした。その後しばらく心がタイムスリップしてしまったような不思議な感覚になり、懐かしい思い出を探すべく、実家で昔の写真や手紙のつまった引き出しを開いてみました。その中から、新人ナースの頃に患者さんから頂いた手紙を見つけました。
当時(25年前)、私は大学病院の放射線科病棟(癌治療病棟)で働いていました。その手紙は喉頭癌の治療を終えて退院された50代位の男性からで、私の受け持ち患者さんでした。「ピカピカの一年生の貴女へ」から始まり、入院中の思い出や心境、退院時に看護師達から贈られた寄せ書きや私が書いた手紙をお守りにしていることなどがユーモアたっぷりに書かれていました。そして、私への激励の言葉も…!
「ピカピカの1年生から本チャンの2年目を迎える、貴女にとって1年生で学んだもの総て生かせるか!無にするのか!貴女自身にとって大きな課題となります。さあ~~どースル 娘 順子ヨ‼ 1に勉強‼ 2に勉強 3・4がなくて5に勉強‼ 6に勉強‼ ~~一生勉強。貴女はピカピカの一年生ではなくベテラン中のベテラン。自信をもって行け‼2年目へ…。」
受け持ち看護師が新人ということで頼りなさも感じていたと思いますが、それを父親のような温かい目で見守って下さっていたことを感じて胸が熱くなりました。と同時に、この時の激励の言葉(勉強‼)が十分に生かされなかったことが悔やまれます。
放射線治療は化学療法の併用などもあって、長い入院期間を要します。そのため患者さんとの関わりが深く、今もなお心に残っています。特に新人の頃は、時間さえあればベッドサイドに張り付いて患者さんといろんな話(時には人生相談も)をしたものです。
あれから長い年月が経ちましたが、あの頃患者さんたちから頂いた宝物を思い出し、立ち止まって考える良い機会になりました。「今からでも遅くないよ」と言って下さっているような気がして、また励まされています。一生勉強‼ という気持ちで前に進んでいきたいと思います。
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